この本は、自信を持って?初めて読んだと言えます。
ずっと、クリスティーの著作の中で、一番最後に読もうと思っていたからです。
ポアロの最後の話だとは、知っていました。
このため、最後までとっておこうと考えていたのです。
しかし、心変わりし、順番通りに読むことにしました。
作品が発表されたのはアガサの晩年ですが、本が書かれたのはそれより30年ほど前だったそうです。
50代半ば頃の執筆ということで、晩年の作品に比べるとキレが鋭いように思います。
短編は別として、ポアロの長編ものはこれにて一区切りです。
感慨深いものがあります。
気持ちを切り替えたら、また読み進みたいと思います。