作者・柳本光晴。
ふみを編集長とした、純文学の新雑誌の企画が進む。
その条件となる響の新連載で、ふみは受験生である響を考慮して、過去の作品を発掘して用いようとする。
しかし、響は、新しい作品を書くと言う。
響の新作を読んでみたいと思ったふみは、新作を書くことを依頼する。
そんな中、響の知らないところで、「お伽の庭」の漫画化の話が進む。
ある日、大柄な女性が響の学校に乗り込み、漫画化を許可するよう依頼する。
女性は、2千万部作家の鏑木紫。
天才と言われる漫画家と響との出会いは、混乱を持って終わる。
しかし、漫画化を諦め切れない紫は、編集者にネームを渡す。
響の許可なく秘密裏に準備が進む、「お伽の庭」の漫画連載。
響の受験、新雑誌の創刊などが重なる中、「お伽の庭」の漫画化はどのような結果になるのか?
一つの問題を越えたらまた新たな問題が出てくるということで、波乱の多い展開です。(笑)
次巻、響と紫の間で、決着がつけられるようです。
天才と天才の出会いの先に、どのような結末が待っているのか。
恐ろしくも楽しみに待ちたいと思います。(笑)