作者・ともひ。
ちょっと不思議な形をした「宵の坂町」。
新聞部の蜷森茜は、壁新聞の新連載「心霊スポット町内レポート」の取材担当者になってしまう。
怖いものが得意ではない茜。
放課後、取材に出かける前、隣の席の転校生・雨村藤乃に一緒に行かないかと声をかける。
二人だけの、不思議な放課後が始まる。
オカルトというより、まち歩きのような作品です。
今回の出来事をきっかけに交流するようになった、茜と藤乃の2人の関係がとてもよいです。
今巻では、「幽霊とすれ違う墓下トンネル」「異界に迷い込むループ階段」「血が垂れ落ちてくる生首神社の鳥居」「囁き声が聞こえる夕陽丘の空き地」「水面に幽霊が佇む六骨池」「死後の世界が見える宵闇団地の雨宿りの木」「古街地区の口無し堂」が登場します。
面白い作品を見つけたと思いました。